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スタッフ採用時の対応(入社時)

タイの人事に関するテーマとして、タイでのスタッフ採用時の対応の最終目は入社についてです。

 

まず、新しい社員の方が入社する場合には、通常以下のものをご本人に用意してもらいます。

・IDカード

タイでは、(タイ国籍者は)全員IDカードを持っています。ちなみに、タイでは名字も含めて占いなどで名前を変えることがありますので、その場合にはIDカードも変更となります。

 

・卒業証明書、資格証明書

学校の卒業証明書や語学、資格の証明書です。

 

・銀行口座情報

給与支払いのために必要な銀行口座情報です。会社の送金に使う銀行と同じ銀行口座だと、通常送金手数料がかかりません。

 

・扶養家族情報

扶養家族の情報は個人所得税の計算に使用します。また、家族に関する手当がある会社では、その基準にもなります。

 

・戸籍謄本

登録住所の記載された謄本です。過去に社会保険に加入したことが無い方の場合は、社会保険の登録に必要となります。過去に社会保険に加入したことのある方の場合は不要です。その場合は、前の会社名か社会保険番号があれば、手続きができます。

 

・通勤経路、通勤費

会社で毎月定額の通勤費を支給する場合、1カ月の通勤費を確認します。なお、その場合個人所得として課税対象となります。

 

次に会社側から、雇用契約書を2部用意して1部は本人が保管、1部は会社が保管します。就業規則を作成している会社では、就業規則を提示(配布)します。

 

また、先日のブログで記載しました解雇補償金は120日以上勤務した場合に支給対象となりますので、一般的には試用期間は通常119日で設定することが多くなっています。この期間内に前職への勤務状況の照会を入れることをお勧め致します(採用時点では前職への紹介が出来ないことが多いため)。能力・適性を見極めて本採用とするかどうかの判断をしっかりとしておく必要があります。

 

 

以上、全部で4回に渡り、タイでのスタッフ採用時の対応について書きましたが、いかがでしたでしょうか。タイで募集、面接、オファー、入社後の対応をする際の参考にして頂ければと思います。

 

記事の内容が貴社の実態に合わせてどのように取り扱われるかが不明な場合など、お困りのことがございましたらお気軽に下記メールアドレスまでお問合せ下さい。

info@bm-ac.com

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BM Accounting Co., Ltd.

BM Legal Co., Ltd.

President

米国公認会計士(inactive)

社会保険労務士

長澤 直毅

 

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